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BULE冬大祭特集 BULE TOKYO

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アスリートがアーティストへと変貌を遂げる舞台として好評を博し、一昨年までの5年間、毎年青森で上演されていた新体操の舞台「BLUE」が、この2月、1年間の充電期間を経て「BLUE冬大祭」として青森の3都市で開催される。地域のアーティストを起用し、青森の魅力を凝縮した新しい形の本公演は、BLUE TOKYOが出した“青森においての1つの答え”と言っても過言ではない。そんな、青森を愛し、エンターテイメントを発信し続ける彼らに、今回の挑戦について話を聞いた。


・BULE TOKYO


「青森から全国、そして世界へ」の志と、アスリートとして魂を育んだ青森県の「青(BLUE)」を胸に、2010年に結成し世界での活躍を目指し「東京(TOKYO)」に活動拠点を置く。所属メンバーは13名。

青森大学・青森山田高校男子新体操部出身のアクロバットプロパフォーマンスユニット。
Cirque du Soleilメンバーとしてワールドツアーとラスベガス常設ステージにて出演するメンバーも在籍。個人、グループとして国内アーティストのサポートパフォーマーや舞台公演、海外公演、企業イベントなど多方面で活躍中。
2017年2月青森市観光大使として任命。2017年WORLD OF DANCEラスベガス大会優勝。American’s Got Talent season 13出演。

所属メンバーの個人プロフィールは、BLUE TOKYOオフィシャルホームページにて掲載。
http://bluetokyo.jp/profile/

 


 

■青森の素晴らしい伝統芸能と新体操のコラボレーションが実現!

 

TDM:今回の「BLUE冬大祭」は、今までの舞台「BLUE」とどこが違うのでしょう?

春日今までの作品でも、僕らが振付る演目ももちろんあったのですが、基本的には演出家にお願いをして作品や振付を創って頂いていました。今回は、その全てを僕たちBLUE TOKYOが創り上げる舞台になっています。

まだまだ演出や振付の経験が少ない僕たちには、演出や振付が観客の皆さんに受け入れられるだろうか?という少し怖い思いもありますが、今はとても楽しみです。僕たち個人それぞれが経験したものや、表現したいもの、舞台でチャレンジしてみたいことなどが溜まってきているので、それらを見て頂きたい舞台です。

 

■BLUE vol.01(2013年1月)
演出:黒須洋壬氏。「新体操の舞台を作りたい」という亡き部員の志を受け、男子新体操とダンスが融合。芸術と競技の魅力が伝わる新しいエンタテインメントが完成。

■BLUE vol.02 ~青森から世界へ~(2014年2月)
演出:黒須洋壬氏。前作のブラッシュアップ作品。各メディアも取り上げ、県外からも多数の来場者が集まるなど、真冬の青森でしか見られない舞台が全国に伝わり始める。

■BLUE vol.03 ~藍を舞う~ (2015年1月)
DAZZLEの長谷川達也氏書き下ろしの第一幕の長編作品では演技にも挑戦。第二幕は純粋に新体操を楽しむことのできるエキシビション。一つの舞台で新体操の様々な可能性を堪能できる舞台「BLUE」の土台が完成。

 

■BLUE vol.04 ~綴~(2016年1月)
日本人男性初のシルク・ド・ソレイユダンサー で 、現在多数の振付を手掛ける辻本知彦氏が描いたピエロの物語。一部振付や構成も担い、即興やライブ感を重視した斬新な作風によってパフォーマーとしての力がさらに引き出された。

 


■BLUE VOL.05 ~めぐる~(2017年2月)
BLUE vol.03の作品をDAZZLE長谷川氏と共にBLUE TOKYOも演出・振付に加わり、前作を超える作品に昇華。パフォーマンスだけでなく、作品を生み出す能力も身につけ、プロ集団としてさらなる飛躍を感じさせた。

 

TDM:今までは青森市のみでの開催でしたが、今回初めて八戸市と弘前市でも上演されるんですよね?

喬也青森市では少しずつ男子新体操の認知度が高くなってきたと感じるのですが、昨年12月初旬に「ぶるーリズム体操」というBLUE TOKYOが考案した健康体操のレクチャー会を行うため、八戸市と弘前市に行ったとき、そこではまだまだ男子新体操が認知されていないと感じました。今回のこの舞台をきっかけに、八戸市と弘前市の皆さんはもちろん、青森県全域の皆さんに「男子新体操」を知って頂ければ嬉しいですね。

TDM:今回、春日さんと喬也さんは1部の演出を務められていますが、初めての試みで、スプリングの入った体操用マットを使用しないということですが、どうしてですか?

春日マットの上は柔らかくて演奏やダンスに向いていないので、ゲストの方々を招くことや、パフォーマンスにも制限がありました。さらに、新体操用マットは縦15x横15mのエリアを使用するので、東北ではそのマットを舞台で使える広さを持つ会場は2つしかありません。

また、設営も大変なんです。200パーツにもおよぶマットを解体し運搬するのに4トントラックを使用し、搬入後、組立は大人20人で行っても、セッティングと解体に1時間づつかかるので、その設営負担を軽減し、多くの方と多くの場所でできるエンターテイメントな舞台作品を作ることを目指して、今回マットを使用しないことを決めました。

喬也ただ、マットの跳ね返りが来ないので、疲れるし、きついですね。着地も痛いですし。ケガもしやすくなります。

春日競技選手である学生たちに無理をさせない演出をしなければいけないと思っています。でも、今回はマットを使用しないことで、素晴らしい地元のエンターティナーや伝統芸能を青森県から世界へ発信している方や団体にご参加頂くことができます。
僕たちが普段見る機会がなかった方々とのコラボレーションは、その方たちのパフォーマンスを勉強することから始まります。それは、新たな世界に向き合うきっかけで、きっとそんなすんなりうまくはいかないと思いますが、楽しみですね。

TDM:初の演出・振付でこだわったところはどこですか?

春日普段マットの上で練習をし、ダンス経験のない競技者である高校生や大学生が、マットを使用しなくても安全なアクロバットをすることと、新体操の基礎である徒手という、身体全体を使った美しい表現方法を使用し、楽曲や情景に合わせた振付を心がけています。そして、やはり今回は「お祭り」なので、お客様が一緒に声を出したり、思わず歌ってしまいたくなるような演出も心がけていますね。客席通路も使ったホール全体の演出で、よりお客様に近い形で演技を見せたいと思っています。

喬也僕たちBLUE TOKYOは、普段から体操用マットを使用していないので、不安はありませんが、大学生や高校生はマットを使わずに演技することはあまりないので、彼らをどのように演出、振付するかというところは挑戦ですね。

TDM:1部の見どころを教えてください。

春日今回参加してくださる方々は、今回のイベント趣旨を理解してくださり「冬大祭を一緒にもりあげたい」と集まってくださいました。伝統芸能をお子さんたちが継承している団体、伝統芸能を新たな手法で魅せているアーティスト、そして、青森から世界を目指し活動しているグループ。ニュースなどで聞いたことはあっても見たことはない、そんな方も多いと思いますが、是非参加してくださる全ての皆さんに注目してください。

喬也三味線や笛、民謡など、青森の素晴らしい伝統芸能と新体操のコラボレーションは、参加してくださるアーティストさんたちにも楽しんで頂きたいですし、お客様には、見たことのない新しい演出をご覧頂き、マットがなくても新体操の基本である美しい身体表現をご覧頂けるような創りにしたいと思っています。

春日「新しいものを見た!」という新たな体験をお客様にお届けできるようにしたいですね。あとは、お客様が拍手や歓声などで遠慮なく参加できる舞台にしたいです。

 

■3都市それぞれの「お祭り」を活かした演出

 

TDM:主に2部の演出を担当する、健人さん、恭平さん、植野さん、松田さん、亀井さん、石井さんの6人は、今年の1月にドイツの15都市22公演を回るツアーに招聘されて参加されたばかりですよね?

恭平はい。今回ドイツでは2演目を披露させて頂きました。1曲は冬大祭に参加してくださる津軽三味線世界チャンピオン葛西頼之さんが、ぶるーnebutaのメイン楽曲として提供してくださった「IKAZUCHI」。もう1曲は、今回のドイツツアーのために制作した、ベートーベンの「運命」と「第九」をEDM mixした楽曲を使用しています。ベートーベンミックスには30秒間の無音を入れ、新体操の基本である呼吸のみで合わせる演出を入れているのですが、そのパフォーマンス後の歓声は、続く「第九」楽曲が聞こえないほどでした。

17日間で15都市22公演と、身体的には大変な負担がかかるツアーですが、素晴らしい共演者とスタッフに支えられ、そして各地のお客様の反応がうれしくて、あっという間の3週間でした。ただただ、パフォーマーとして、日本代表として参加させて頂き感謝です。

TDM:2部はドイツのツアーに参加したメンバーで演出を担当するとのことですが、どんな内容になるのでしょう?

健人毎年夏に青森市で開催しているパフォーマンス「ぶるーnebuta」をブラッシュアップしたものをベースに、八戸は三社大祭、青森市はねぶた、弘前市はねぷたという、3都市で異なるお祭りの要素を入れて、全て異なるオープニングを作成しています。

TDM:3都市それぞれの具体的な見所やこだわったところを教えてください。

亀井各公演タイトル通り、僕の出身地である八戸公演では八戸のお祭り「三社大祭」や、伝統行事である「えんぶり」を取り入れています。そして青森公演ではねぶた、弘前公演ではねぷたを取り入れた演出を行い、青森県の素晴らしい文化や四季の情景を映像と共にパフォーマンスで魅せていきます。

松田青森の春夏秋冬を演目にした作品は、それぞれのパートを分担してBLUE TOKYO全員が演出と振付を行っています。誰がどの作品を担当したのかも、楽しんで頂けるポイントだと思います。

恭平今までの「ぶるーnebuta」は青森市の文化観光交流施設ワ・ラッセで行われていてBLUE TOKYO5名での演目でしたが、今回はお祭りなので10名のメンバーと大学4年生で構成します。彼らと壮大なパフォーマンスをつくりたいですね。

植野僕は、舞台「BLUE」には高校生と大学生時代に参加してきましたが、今回はBLUE TOKYOとして出演できます。先輩たちと同じレベルで自信を持ったパフォーマンスをお客様に披露できるように、3週間のドイツツアーで得た経験を十分に発揮したいです。

BLUE TOKYO僕たちが創り上げる冬のお祭りを是非観に来てください!

TDM:新しいBLUE TOKYOの舞台、期待しています!今日はありがとうございました!

interview &edit by Yuri Aoyagi
photo by AKIKO&official photo
’19/1/18 UPDATE

 

男子新体操の競技フロアを使わずに新体操の美しさを表現するステージ
「BLUE冬大祭」

2019.2.9(土)
開演:14:00~ (開場 13:30~)
八戸市公会堂 大ホール (青森県)

2019.2.11(月)
開演:12:00~ (開場 11:30~)
リンクモア平安閣市民ホール (青森県)

2019.2.17(日)
開演:15:00~ (開場 14:30~)
弘前市民会館 (青森県)

チケット情報はコチラ
—————-
ローソンチケット【Lコード:22438】
チケットぴあ【Pコード:841-433】
e+(イープラス)
八戸公演[http://sort.eplus.jp/…/T1U14P0010163P0108P002142108P0050001…]
青森公演[http://sort.eplus.jp/…/T1U14P0010163P0108P002142108P0050001…]
弘前公演[http://sort.eplus.jp/…/T1U14P0010163P0108P002142108P0050001…]
八戸市公会堂、リンクモア平安閣市民ホール、弘前市民会館

問い合わせ
ジー・ア・イピー TEL.022-222-9999
BTI TEL.070-5367-9133
http://www.bluetokyo.jp/

 

 

 

 

 

 

 

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