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【Report】第97回全国高校サッカー選手権大会応援企画

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今回で97回目を迎える全国高校サッカー選手権大会。毎年「応援マネージャー」が選出され大会に華を添えているが、今年は応援マネージャー史上初の試みとして、応援歌・Mrs.GREEN APPLEの「僕のこと」に乗せて、現役高校生たちと一緒にダンスに挑戦する「応援ダンス企画」が決定!その振付に抜擢されたs**t kingzのshojiと、今年の応援マネージャー清原果耶、そして今回コラボレートする神奈川県立横浜平沼高校ダンス部が応援ムービーを撮影している現場に密着!撮影終了後にお話しを伺いました!


■撮影当日レポート!

9:00 教室のシーンの撮影

shojiがこだわったという椅子や机を使った振付で心情を表現。


10:00 校庭でのシーンの撮影


ドローンも使っての撮影も。
撮影当日はとても寒い日でしたが、熱いダンスを披露してくれました!

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14:00 廊下でのシーンの撮影

さまざまなカットを撮るため何度も踊ります。

shojiによる最終確認も熱が入る!

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16:00 撮影終了

無事に撮影が終わり、記念撮影!ようやく緊張が解けてみんな笑顔!

 

 

■撮影を終えて…

TDM:撮影お疲れさまでした!まずは撮影を終えての感想を教えてください。

清原無事に撮り終えられて良かったという安心感でいっぱいです。1カ月半くらいの練習期間だったんですけど、今日まであっという間で、焦りや不安を感じながら今日を迎えました。でも、撮影が始まってからは、踊ることの楽しさや、選手の皆さん、選手を支えている皆さんへのエールをいかにダンスで伝えられるかを意識しながら全力で楽しく踊ることができました。

shoji本当に清原さんが頑張られたなと思っています。これまでダンスを続けていたわけではない彼女が、こうやって映像の作品を残すことは、並大抵の努力じゃできないこと。高校生たちは毎日部活で踊って練習してやっと踊れるようになって今パフォーマンスをしているわけで、それだけみんなが積み上げてきたところに、1カ月半で追いつかなきゃいけないということは、すごく焦りがあったはずなので、それをしっかり乗り越えて自分のパフォーマンスにしてることが、「本当にすごいことなんだぞ!」ととにかく言いたいですね。

サラッと見て「この子、ダンス上手だな」で済ませないで欲しいくらい(笑)。本当に頑張られたと思うので、この企画に対して真剣に取り組んでいることを毎回感じていたし、ダンスからも伝わってきたので、今日の撮影を見ながら「ここまでレベルを持ってきたか!」と思って感動しました。

TDM:清原さんは、shojiさんの振付を踊ってみていかがでしたか?

清原難しかったです。ダンスをしていなかった期間が長かったので、最初はどうなるんだろうって思いました。初回の練習日は、神経を指の先から足の先まで使い果たして、頭をフル回転しっぱなしでフラフラになってしまったくらいです。

でも、歌詞と振付が連動しているところもあるし、私たちが身体で表現することによって広がっていく世界観だったり、そういったものが含まれている力強い振付だったので、もちろん不安もありましたけど、この振付を平沼高校のみなさんと踊れることが嬉しかったです。

TDM:shojiさんは、清原さんに振り付けしてみていかがでしたか?

shojiダンス経験がそこまでないと聞いていたので、最初は「どれだけ踊れるかな」と、不安なところもあったのですが、選手を応援する企画だから、応援する側にもチャレンジのあるものにしようということで、難しい振付にチャレンジしてもらいたいという思いはあったんです。とはいえ、難しいものを強要しても技術がついてこれなそうな場合はいい作品にはならないので「ここまでやってこれができなかったら、ここから先はこれにしよう」と、ターンがないバージョンなど、いろんな段階のバージョンを用意していました。

初回のリハーサルは、このあと熱出るんじゃないか!?と思うくらい苦労されたと思うんですけど(笑)、リハを進めていく中で、「あ、これはできるぞ!」と感じたので、最終的に、僕の一番やりたかった難しい振付にチャレンジしてもらいました。

清原さんは集中力がすごくて、スイッチが入るともうそのモードになる。振りが難しくてできなかったりしても、絶対嫌な顔一つせず、「むずかし~!」と言いながらも楽しそうにやってくれたのですが、いざやろうとなった時はパッと集中して踊れるんですよね。雰囲気を出したい時の繊細な表現などは、こちらが細かい指示をしなくても、「こういう気持ちが欲しい」と伝えると、彼女なりのその表現を持ってるからか、全部応えてくれちゃう。

ダンサーはもちろん技術もあるし振り覚えも早いんですけど、同じように伝えたときに、それを自分の表現としてできるまでは時間がかかる。だから、ある意味ダンサーに振り入れをするより楽でしたね(笑)。前半の一人で踊ってもらう部分は、演技の延長というか、心情を表現している踊りなのですが、その気持ちの出し方がすごくよくて、クオリティが高かったですね。

TDM:同世代のダンサーたちと交流してみた感想を教えて下さい。

清原今まで毎日のように部活動で練習してきている皆さんの中に飛び込むのは、普通に考えたら私の力量じゃ足りないし、知らないところに飛び込むのはやっぱり不安もあったのですが、そこで悩んでいても始まらないので、とにかく飛び込んで、その日に自分ができることに最善を尽くしたのですが、それを受け止めてくださる平沼高校ダンス部の皆さんに助けていただいてやり遂げることができました。
一緒に練習できた数は少ないですけど、練習中に、この企画への熱量を交えて芽生えた絆を感じて撮影ができたと思っていますし、いい関係を作って撮影に臨めたかなって思います。

TDM:今回、高校生にこういった形で振付してみていかがでしたか?

shojiそうですね。この1カ月半、僕がリハにいけないときも、アシスタントが何度も学校に足を運んで、細かい確認をしながらみんなと作ってくれていたのですが、ダンス部のみんなが本当によく練習してくれました。高校生に振付してみて、すごいなと思ったのが、同じ部活で練習しているからか、癖が揃うというか、この学校なりの揃える方があるんですよ。それが部活っぽくて、大人のダンサーたちにはない魅力だなと思いました。

そして、普段レッスンに来るダンサーなどは、個人として自分がダンスをどう見せたいか、どういうダンサーになりたいか、というところを重要視するけど、ダンス部の子たちは、振りを覚えたら、そこからは“みんなで”どう良く見せるかということを考えてるんです。だからしっかり揃えてくるし「私が前に出る!」という踊りじゃなくて、みんなが一つになって踊っているのが、青春らしくてすごくいいなと思います。

TDM:どんなところを意識して構成を作りましたか?

shoji「青春」を感じられるような振りにしたいとは思っていました。若い時って、大人よりもいろんな葛藤があるけど、その葛藤も友達がいると乗り越えられる。そういう感覚は大人になると希薄になっていく気がします。「一人では乗り越えられないけど、みんな一緒だと笑って乗り越えられる」という感覚って、高校生や若い子の特権だと思うので、振付の中でもそういうことが少しでも出せるように考えながら作っていました。

TDM:振付や構成のポイントを教えてください。

shoji今回はいろんなことを自由にやらせてもらったんですけど、高校が舞台ということで、教室というシチュエーションで机と椅子を使った振付にしたり、廊下を使いたかったので構成を少し長くして創ったりしました。あとは、本番は外で踊るので「このぐらい広がりをみせたい」などを考え、構成的な変化もつけていきました。

振付は、いろいろこだわりましたが、普段の自分の振付より全体の動きが大きいかもしれません。細かい巧みな動きよりも手の動きを大きく使ってる振りを多くして、若々しい感じを出したり、エネルギッシュに全身を使った動きでみんなの感情を開放しながら表現していくような動きにできたらいいなと思って振付しました。

TDM:準決勝の当日も盛り上がること間違いないですね!清原さん、shojiさん今日はありがとうございました!

 

★その動画がコチラ!★

第97回全国高校サッカー選手権大会 応援ダンス企画
仲間と楽しめ!応援ダンスムービー

 

★2019年1月12日に行われた応援ダンス本番の様子はコチラ!★

埼玉スタジアム2〇〇2にて、準決勝第一試合前の“応援ダンス”生披露の様子をreport!

 

★高校サッカー公式ホームページ ⇒  http://www.ntv.co.jp/soc/
▷清原果耶の応援ダンスムービー公開中
▷大会期間中は全試合フルマッチVOD配信予定。一部の試合はライブ配信

★YouTube:日テレ公式チャンネル https://www.youtube.com/user/nittele

▷清原果耶さん、応援マネージャー動画を配信中

★Twitter:日テレ高校サッカー公式  ⇒ https://twitter.com/ntv_hss

▷最新情報を配信中

★TikTok:日テレ高校サッカー公式 ⇒ http://vt.tiktok.com/T1jkN/

▷応援マネージャー・清原果耶、そして応援歌「僕のこと」を歌うMrs. GREEN APPLEの
スペシャル動画を配信中

interview &edit by Yuri Aoyagi
photo by AKIKO&official photo
’18/12/30 UPDATE

 

 

 

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tokyodancemagazine

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