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サンリオピューロランド パフォーマー KOHEI×DAISUKE プロデューサー 土屋桃子

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ハローキティでお馴染みのサンリオピューロランドのパレードが、2015年にリニューアルし、キャラクターだけでなく、ダンス、エアリアル、アクロバットが活かされた新しいエンタテインメントショーになっているのをご存じだろうか。今、そのパレードでアクロバットのパフォーマーを募集している。現役パフォーマーのKOHEIとDAISUKE、そして、プロデューサーの土屋氏にその魅力を聞いた。一流のエンタテイメントに触れられるこの機会に是非挑戦して欲しい。

 

  • KOHEI
    1995年生まれ。男子新体操歴14年。2014年、FNS27時間テレビご当地SMAP選手権のコーナーに出演し、岡山県の男子新体操SMAPのメンバーとして優勝。2015年、遊助ホールツアー2015「あの..ドリームランドにきちゃったんですけど…」に出演。現在、サンリオピューロランド「Miracle Gift Parade」出演中。

 

  • DAISUKE
    1996年生まれ。小学五年生の時にパルクールを始め、その後、トリッキングと出会う。世界でもっとも大きなトリッキング団体「invincible tricking」をはじめ、「japan best tricker 2014」「World Best Tricker 2015」に紹介され、世界三大トリッキンググループ「THE DUBDUB CLUB」「TRIPLECORK CLUB」「DUB DUB DUB CLUB」にも参加している。現在、サンリオピューロランド「Miracle Gift Parade」出演中。

 

  • 土屋桃子
    (株)サンリオエンターテイメント エンタテイメント企画制作部 プロデューサー。1996年3月、玉川大学文学部英米文学科卒業後、(株)サンリオに入社し、文化施設開発部に所属。以来、20年間に渡り、ライブショー・イベントの企画制作を担当。パレード、メルヘンシアター、知恵の木ステージショー、シーズンショー等の制作助手を経て、2000年~2002年に宮本亜門氏演出3作品のメイン制作を担当。その後、2006年~2013年に小池修一郎氏演出3作品のプロデュースを担当。2015年には、8年ぶりの大型リニューアル「Miracle Gift Parade」をプロデュースし、現在は各シーズンイベント等のプロデュースを担当する。

 

→土屋氏のインタビューはこちら

 

KOHEI×DAISUKE

 

 

今まで培ってきたものが、仕事になり、お客様に楽しんでもらえる!

 

TDM サンリオピューロランドのパレード「Miracle Gift Parade」に出演してみて、いかがですか?

 

 

 

DAISUKE アクロバットやトリッキングを仕事としてできて、とても貴重な現場だなと日々実感しています。

 

 

 

 

 

KOHEI
P1030700お客様の反応をダイレクトにもらえるのがとてもうれしいです。キティちゃんなどキャラクターやダンサーをご覧になりに来る方が多いと思いますが、パレードではお客様の目の前でアクロバットを披露できる構成なので、驚いたり楽しんだりするお客様の表情が見ることができて面白いです。

 

 

 

DAISUKE
あと、アクロバットで、いくつかソロパートがあるんです。これは他の現場ではまれなことで、自分の好きな技ができるので、みんなモチベーション高くやっていますね。自分が今まで培ってきたものが、こうしてお客様に楽しんでもらえて、仕事になってると思うと、楽しいし、やりがいがあります。いつも観に来て下さっているお客様から「今日技が違いましたね」と気づいてもらうこともあって、それが嬉しいんです。

 

 

TDM サンリオピューロランドの働く前と後とでは、印象は変わりましたか?

 

 

 

DAISUKE
僕は遊びに行ったことがなかったですし、小さい子が行くところだと思ってたんですが、はじめてパレードを見たときにめちゃくちゃ面白かったんです。リハーサルの時もいまだに自分の出番以外のところも見入っちゃってます。演出や照明などすべてに妥協がなくて、年齢関係なく一気に引き込まれます。一回じゃ見切れない仕掛けがたくさんありますし、これは生で見てみないとわからないと思います。

 

 

■仲間から刺激をもらう毎日。

 

TDM
そもそも、トリッキングをDAISUKEくんが始めたきっかけは?

 

 

DAISUKE
P1030705小学生のときに、ゲームのバイオハザードの主人公がバク転をしていて、かっこよかったので、家で真似したのがきっかけです(笑)。トリッキング歴は10年くらい。2016年は東京、大阪、神戸の大会で優勝させてもらいました。今年は日本人で初めて世界大会出場します。ちなみに、第2位は現在高校生の僕の弟です。

 

 

 

TDM
すごいですね。トリッキングについて説明していただけますか?

 

 

 

DAISUKE
image4アメリカ発祥で、武術ベースのフリースタイルアクロバットです。元々マーシャルアーツの中に、体をひねったりバク宙をしながら蹴るような動きがあり、トリッキングでは、それをさらにつきつめて、1回転でキックだったものを2回転、3回転にしていったものです。エクストリームマーシャルアーツと似ているのですが、トリッキングの方がよりフリースタイルです。大会では、ダンスバトルと同じように1〜3ムーブをして、審査員の票で勝ち上がります。image2

 

 

 

TDM
若い世代が取り組んでいるんですか?

 

 

 

DAISUKE はい、中・高生が多いです。僕が今20歳で、上の世代扱いになっています。つまり、今は、自分たちがトリッキングの先陣を切っているし、トリッカーとしての印象も自分で決まるんだと自覚しています。それくらい気合いを入れているので、挨拶や日々の行動もしっかりと周りに示しながら、こういった仕事もきちんとこなしていきたいと思っています。

 

 

 

 

 

KOHEI
僕がやっていた男子新体操とは違って、トリッキングは広さのない場所でもできるし、新体操より技数が多いんだよね。

 

 

 

DAISUKE
うん、武術だけでなくて、新体操みたいな流れになるときもあるし、カポエラ、テコンドー、器械体操、ブレイクダンスなど、本当に何でもあり。すべてのアクロバットの集合体です。最近は、ダンサーの方もアクロバットを取り入れたいと、僕のレッスンにいらっしゃる方もいます。

 

 

 

TDM
KOHEI君は岡山で新体操をやっていて、卒業後、この仕事を希望して上京してきたとお聞きしました。新体操を始めたきっかけは?

 

 

KOHEI
P1030704兄2人が新体操をやっていたので、自然に憧れて始めました。僕は新体操部という、クラブや部活として大会を目指すというやるべきことがあったのでそれだけがゴールでしたが、既に確立された競技の世界だったので、今は、サンリオピューロランドの現場で、新たにシーンを開拓しているDAISUKE君をはじめたくさんの仲間から刺激をもらう毎日です。みんな自発的に切り開いてやっていこうという強い意志を持っています。僕もみんなみたいにもっと自発的になりたいし、その手段を見つけたいです。そんな人たちと同じ現場に居られるので、これをきっかけに自分も変われたらいいなと思っています。そう思えたことがこの現場に入って1番良かったことです。そして、僕もダンスレッスンに通ったり、トリッキングもやってみたいし、やりたいことがたくさん増えたことも嬉しかったことです。

 

 

 

DAISUKE
教えるからやろう!新体操は手具を使うところが面白いですよね。トリッキングも刀とか武器を持つこともあるので、新体操とトリッキングで何かコラボできるかもしれませんね。

 

 

 

TDM
皆さん仲がよさそうですね。

 

 

 

DAISUKE
P1030065はい、仲が良すぎるくらい仲いいですね。それが高い士気にもつながっています。

 

 

士気高く、一流のエンタテイメントを目指す現場。

 

TDM
サンリオピューロランドで働きたいと思っている方々にアドバイスをお願いします。

 

 

 

DAISUKE
パレードではアクロバットの場所は確保されていますが、たくさんの共演者の方と一緒に動きながらパフォーマンスするので、周りの動きをよく見るようにしています。もちろん、楽しい現場ではありますが、ダンサーの方もアクロバットの僕たちもみんな士気が高く、いいものを作ろうという意識で、真剣に一流のエンタテイメントを目指してみんなで作っています。もしかすると、今までやってきたことに比べたら難しいこともあるかもしれませんが、一流をめざす覚悟を持ってやってもらえたらと思います。

 

 

 

TDM
では、お2人の今後の展望をお聞かせください。

 

 

 

KOHEI
僕のパフォーマンスを見て多くの方が喜んでくださるような仕事をたくさんしたいです。そのために、アクロバットでできることを増やして、いろんな舞台に立ってみたいです。

 

 

DAISUKE
トリッキングアーティストとして生きていきたいと思っています。その為にもまだトリッキングいう言葉自体がまだ浸透していないので、認知度を上げていきたいです。サンリオピューロランドのお仕事を通じて、ファンの方にも広めつつ、下の世代にもトリッキングで仕事ができることを知らせて、需要を上げたいです。ブレイクダンスくらい広まると嬉しいですね。

 

 

 

TDM
ありがとうございました。彼らと共にパレードに出てみたい方はオーディション情報を是非チェックしてみてくださいね!

 

→[オーディション]サンリオピューロランド内パレードパフォーマー募集!

→プロデューサー土屋氏「プロデューサーとは、最後まで諦めてはいけない人。」次ページ

 

interview by AKIKO and imu

’17/01/27 UPDATE

 

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