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森山未來の声と身体、光で感じる 新感覚の朗読パフォーマンス『「見えない/見える」ことについての考察』

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Editor: TDM staff   Update:2020/10/07

 

 

「私たちは見えなくなったんじゃない。もともと見えてなかったのよ」
ゆらぐ残像(ポストイメージ)、響き合う声、
森山未來が誘う「ほんとうに見ること」とは

私たちが本当に見ているものは何なのか。この問いの答えを見つけるとき、選び取ることの大切さに気づくことができるでしょう。パフォーマンス《見えない / 見える ことについての考察》は声と残像、そして森山未來の身体を通して私たちに語りかけてきます。

《見えない / 見える ことについての考察》はノーベル文学賞作家ジョセフ・サラマーゴの『白の闇』という小説から着想を得たテキストのリーディングを中心としたパフォーマンスです。ある日人々が突然視力を失う、それはいわゆる「黒い闇」ではなく、ミルクのように圧倒的な白い闇なのです。人々はパニックに陥り、弱者と強者の立場が入れ替わるなどの混乱がおきます。最後は視力を取り戻しますが、この体験を通して彼等は、見ることと見えないことの境界をリセットし、不確かな現代の中で本当に見なければならないものについて再考するのです。
この『白の闇』に、モーリス・ブランショ作の『白日の狂気』がメタテキストとして絡まってきます。これは強い光で視覚を失いそうになること、すべてが見えすぎることによってかえって見えなくなることを比喩的に語っています。明滅する光の残像の中に浮かび上がる森山未來の身体と、透徹した声で読まれる2つのテキストの響き合いは、未知のヴィジョンへと観客を誘っていきます。
(キュレーション:長谷川祐子 初演時概要より引用)

そして2020年、当たり前の日常を失い、新しい生活を築くこととなった我々に「本当に見ること」について問いかけます。

 

公演名「見えない/見える」ことについての考察
日時・会場2020年10月14日(水)~18日(日)
神奈川県 横浜赤レンガ倉庫1号館 3Fホール

2020年10月21日(水)・22日(木)
長野県 サントミューゼ上田 大スタジオ

2020年10月23日(金)~25日(日)
愛知県 愛知県芸術劇場 小ホール

2020年10月27日(火)~29日(木)
兵庫県 あましんアルカイックホール・オクト

2020年10月30日(金)~11月1日(日)
大阪府 フェニーチェ堺 大スタジオ

2020年11月3日(火・祝)
福岡県 スカラエスパシオ

2020年11月5日(木)・6日(金)
長崎県 長崎市チトセピアホール

※詳細は公式サイトをご確認ください。
料金5,500円 ~ 7,000円
演出・振付・出演:森山未來
キュレーション:長谷川祐子
テキスト:ジョゼ・サラマーゴ「白の闇」(翻訳:雨沢泰、河出書房新社刊)
モーリス・ブランショ「白日の狂気」(翻訳:田中淳一 ほか、朝日出版社刊)
共同振付:大宮大奨
照明:藤本隆行(Kinsei R&D)
音響:中原楽(ルフトツーク)
映像:粟津一郎
舞台監督:尾崎聡
協力:藤井さゆり、三宅敦大
制作協力:伊藤事務所
企画・制作・主催:サンライズプロモーション東京
詳細https://mienai-mieru.srptokyo.com/

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