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KAAT EXHIBITION 2022 鬼頭健吾 展 | Lines

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Editor: TDM staff   Update:2022/04/09

 

ここでしか見られない、鬼頭健吾の新作インスタレーション 色彩のリズムとコントラストが響き合う作品がアトリウムに登場!

 


【会期 】
2022年5月1日(日)~6月5日(日)

【時間 】 10:00-18:00 (夜公演がある日は終演時刻まで)

【料金 】無料(関連企画の近藤良平・小㞍健太作品は有料)

【会場 】 KAAT 神奈川芸術劇場<アトリウム>

【主催 】KAAT 神奈川芸術劇場

【協賛 】日本化工機材株式会社 株式会社ジンズホールディングス アクセンチュア芸術部 協力 寺田倉庫株式会社 TERRADA ART ASSIST rin art association ケンジタキギャラリー MtK Contemporary Art 

 

Lines 

 

『KAAT EXHIBITION』 は、KAAT 神奈川芸 術劇場が 2016 年から毎年開催している、劇場空 間と現代美術の融合による新しい表現を生み出 す企画シリーズです。7 回目となる2022 年度 は、「街にひらかれた劇場」をテーマに、初めて KAAT のアトリウムを会場に展開します。アト リウムは劇場入口で誰でも立ち寄り休憩などが できる、高さ約 30m ある開放的な空間です。本 展は「Lines」と題して、国内外で活躍するアー ティストの鬼頭健吾による、ここでしか見られ ない新作インスタレーションを展覧します。鬼頭はフラフープやスカーフなど日常にあるものを使って色彩的な感度を拡張する作品などを、多くの美術館や公共空間、店舗などで発表を繰り返してきた作家です。本展では、アトリウム天井からカラフルな縦のラインを創造し、色彩のリズムとコントラストが響き合うインスタレーションを計画しています。劇場過去最大スケールの試みである、刺激的でカラフルなア ート作品が、年齢や国籍を問わず、劇場を訪れるすべての方をお迎えします。さらに、関連企画として山本卓卓によるドラマ・インスタレーションや、ケダゴロ・近藤良平・小尻健太など、魅力的なアーティストのパフォーマンスも展開します。美術作品との化学反応と多角的な魅力を是非ご堪能ください。

 

 

鬼頭健吾|Kengo Kito(美術家) 

 

 

撮影:藤山誠

 

 

1977年愛知県生まれ。2003年京都市立芸術大学大学院美術研究科油画専攻修了。2008 年五島記念文化賞を受賞しニューヨークに滞在後、2010年文化庁新進芸術家海外研修 員としてベルリンに滞在。現在は群馬県を中心に制作活動中。京都芸術大学大学院教 授。フラフープやスカーフ、蛍光灯などの既製品や混色をしていない絵の具を使い、 現代的な感覚、宇宙の広がりを感じさせる作品で国内外から高い評価を受ける。

 

http://www.kengokito.com/homem.html

 

 

撮影:木暮伸也 写真提供:rin art association

 

 

+関連企画 

 

関連企画として山本卓卓によるドラマ・インスタレーションや、ケダゴロ・近藤良平・小尻健太のパフォーマンスを週替わりで展 開します。山本卓卓・ケダゴロ作品は誰もが気軽に参加できる「予約不要・入場無料」のプログラム、 近藤良平・小尻健太作品は観客だけで劇場を貸し切る「スペシャルナイトプログラム」です。 鬼頭の色彩豊かなインスタレーションと個性あふれるアーティスト達が生み出す、多彩なプログラムをお楽しみください。

 

 

山本卓卓「オブジェクト・ストーリー」 ※無料・予約不要 

 

劇作家・演出家の山本卓卓が劇場のあちこちに存る、いろいろな「モノ」たちの呟き(ストーリー)を書き下ろ し、ドラマ・インスタレーションとして展開します。予約不要。マップ片手に劇場 を探検!見落とされがちなモノたちとそのドラマを探してみましょう。

 

【期間】5 月 1 日(日)〜6 月 5 日(日) 

※開場時間中(10 時―18 時)は予約不要で参加いただけます。 催物の開場時・終演時などお客様の混み合う時間帯は一部ご覧いただけない箇所もございます。

 

山本卓卓|Suguru Yamamoto

 

撮影:雨宮透貴

 

 

劇作家・演出家。範宙遊泳代表。1987 年山梨県生まれ。幼少期から吸収した映画・文学・音楽・美術などを芸術的 素養に、加速度的に倫理観が変貌する現代情報社会をビビッドに反映した劇世界を構築する。オンラインをも創作 の場とする「むこう側の演劇」や、子どもと一緒に楽しめる「シリーズ おとなもこどもも」、青少年や福祉施設に 向けたワークショップ事業など、幅広いレパートリーを持つ。アジア諸国や北米で公演や国際共同制作、戯曲提供 も多数。『幼女 X』で Bangkok Theatre Festival 2014 最優秀脚本賞と最優秀作品賞を、『バナナの花は食べられる』で第 66 回岸田國士戯曲賞を受賞。公益財団法人セゾン文化財団フェロー。

 

http://www.hanchuyuei2017.com

 

『見えないと思っているものは見落としていたのかもしれません。 見えると思っていたものは見ていなかったのかもしれません。 そこに[なにか]があるということは、それを認識するあなたと、認識しないあなたがいるはずです。 そういった瑣末なことに、朗らかに気付ける時間であれば、と思ってつくりました。 山本卓卓』

 

 

うまれてないからまだしねない』(2019) 撮影:鈴木竜一朗

 

 

ケダゴロ 「『세월』クリエーション・ドキュメンタリー」 ※無料・予約不要

 

【日付】2022 年 5 月 7 日(土)

【振付・構成・演出】下島礼紗

【出演】伊藤勇太、木頃あかね、小泉沙織、中澤亜紀、下島礼紗(以上、ケダゴロ)内堀愛菜、小野涼平、鹿野祥平(劇団東京乾電池)、菊永沙紀、岸本茉夕、白倉絵蓮、田村真帆、沼田駿也、水澤茜嶺 ※予定

 

https://www.kaat.jp

 

作者や演者自身が体験的に隔たれた歴史的事件を題材とした作品づくりで注目を浴びるダンスカンパニー“ケダ ゴロ”。5 月下旬に KAAT で初演するセウォル号沈没事件を扱った新作『세월』創作プロセスの「断面」を覗き見る。思考する肉体、反応する肉体、エラーする肉体。ケダゴロにおける肉体実験の一端が明らかに!

 

 

ケダゴロ|Kedagoro

 

 

ケダゴロ「sky」©Hong Kong Dance Exchange 2020 

 

 

下島礼紗 撮影:佐藤瑞季

 

 

下島礼紗が主宰するダンスカンパニー。2013 年結成。現在は 7 名のメンバーを軸に活動を行う。主な作品と して、連合赤軍事件を題材に、クリエーションの過程を集団的狂気の構造と重ねるカンパニーの代表作『sky』(2018)、「松山ホステス殺害事件」の整形逃亡犯・福田和子が題材の『ビコーズカズコーズ』(2021)などが ある。 “ 「ダンス」とは、世の中を解釈する為の一つの手法である” という理念のもと、国境を越えて「論 争」を生む作品を国内外で発表している。下島自身の代表作としては、オウム真理教事件が題材の『オムツ をはいたサル』(2017)、韓国国立現代舞踊団委託作品『黙れ、子宮』(2021)。2022 年度より公益財団法人セ ゾン文化財団セゾンフェローI。

 

 

近藤良平「新世界 solo」※有料

 

【構成・出演】近藤良平

【日付】5 月 13 日(金)19:30, 5 月 14 日(土)19:30

※企画協力:彩の国さいたま芸術劇場

 

ダンスカンパニー・コンドルズを主宰し、個性あふれるダンスとキャラクターで観るものを魅了し続ける近藤良 平。彩の国さいたま芸術劇場芸術監督に就任し、同劇場で新創作する舞台『新世界』からの風を感じるソロ作品 を上演。

 

 

『独奏、独走、独創ー。近藤良平がサイゲイを引っさげて、KAAT にやってくる。 「ひとり新世界なのだ!」おまけもついてくる!近藤』

 

 

近藤良平|Ryohei Kondo

 

 

撮影:宮川舞子

 

 

コンドルズ主宰。1996 年の旗揚げ以降、約 30 ヶ国で上演、NY タイムズ紙他で高く評価され、日本のコンテ ンポラリーダンスでは異例の躍進を遂げる。TBS『情熱大陸』、NHK『地球イチバン』で特集。「こんどうさ んちのたいそう」、「テレビサラリーマン体操」などの振付出演。『てっぱん』、『いだてん』振付。演劇・映画・ CM など多方面で表現者として活躍。子ども向け参加型公演「コンドルズの遊育計画」や障がい者によるダン スチーム「ハンドルズ」など、ダンスを通じた社会貢献にも取り組んでいる。4 回朝日舞台芸術賞寺山修司賞 受賞、第 67 回芸術選奨文部科学大臣賞受賞、第 67 回横浜文化賞受賞。愛犬家。2022 年 4 月より彩の国さい たま芸術劇場芸術監督。

 

 

 

 

 

ジャンル・クロスI 近藤良平 with 長塚圭史『新世界』 4/29(金・祝)~5/1(日)
©宮川舞子 会場:彩の国さいたま芸術劇場大ホール

 

 

小㞍健太「Study for Self/portrait 2022」※有料

 

【構成・出演 】小㞍健太
【日付】5 月 20 日(金)19:30, 5 月 21 日(土)19:30

 

イリ・キリアン率いる N D T1に日本人男性として初めて名を連ね、帰国後はバレエを基礎とした美しくしなや かな身体表現で多彩に活躍する小㞍健太が自画像の意味をもつソロ公演を上演。経験とともに変化してきた身体 を見つめながら、各国のクリエーションで豊かな記憶を身体の中に蓄積した小㞍が、身体で語る自画像とは。

 

 

小㞍健太|Kenta Kojiri

 

 

©Carl Thorborg 

 

 

1999 年ローザンヌ国際バレエコンクールにてプロ・スカラシップ賞受賞。イリ・キリアン率いるネザーランド・ ダンスシアター1 に日本人男性として初めて入団。2010 年退団後『Study for Self/portrait』、小㞍健太+森永泰 弘『The Threshold』等の創作を軸にダンサー・振付家として活動。ジャンルや世代を横断した表現における身 体の在り方を探求している。他、オペラやミュージカルの振付、さいたまダンス・ラボラトリ講師/ナビゲー ター 、フィギュアスケート日本代表選手の表現指導、DanceBaseYokohamaレジデンスダンサーを務める。5 月 6 日~8 日に KAAT 中スタジオにて新作を発表。

 

 

©momoko japan

 

 

有料公演チケット情報(近藤良平・小㞍健太作品共通)

企画製作・主催:KAAT 神奈川芸術劇場

 

○開場・入場方法
各回 19:00 開場
チケットお持ちの方のみ、19 時よりパフォーマンス会場にご案内します。
18 時に一度閉館して準備作業に入るため、18-19 時は劇場内でお待ちいただけません。

○料金
入場整理番号付自由席(税込)
大人 2000 円、こども(4 歳から高校生以下)500 円 乳幼児入場可、3歳以下でお席が必要な場合はこどもチケットをお求めください。

○発売・取扱

チケット発売日 4月 10 日(日)一般発売
※4 月 9 日(土)KAme(かながわメンバーズ)先行発売

 

▼チケットかながわ
https://www.kaat.jp
0570-015-415(10:00~18:00)

 

▼チケットぴあ
https://pia.jp/t/kaat
(Pコード 511-816)

〇お問合せ チケットかながわ
電話:0570-015-415(10:00-18:00)

 

KAAT 神奈川芸術劇場では新型コロナウイルス感染拡大予防策を徹底し主催公演を実施 します。ご来場前に必ず、劇場 HP の「ご来場のお客様へのお願い」をご確認ください。

https://www.kaat.jp/news_detail/1502

 

 

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