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BDC30回目の記念ショーケース「HISTORIA」演出家4名インタビュー掲載。

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Editor: TDM staff   Update:2017/06/13

BROADWAY DANCE CENTER(BDC)が30回目の記念ショーケースを東京国際フォーラムで開催する。

 

Historia「探究」をテーマに、4人の演出家による、短編小説のような4つの異なるダンスアクトを展開。ワクワク心が踊る演出から、考え深いメッセージなども盛り込み、観客にとにかく元気を与える舞台となっている。歴史あるスタジオが総力を挙げて届けるダンスのジャンルの壁を超えたパフォーマンスの数々に乞うご期待!

 

■演出家へのインタビュー

ACT 1 演出 黒木トモ子

DSC_0016今回のACT1の演出について内容や見どころを教えてください。
私のACTはNaked “The World is For The Sunrise”というテーマで、シンプルにカッコいいダンスをお届けしたいと思っています。Nakedという言葉は直訳すると裸を意味するのですが、今回の演出には「原点に戻る」「シンプルのかっこよさ」という意味を込めています。

このテーマのきっかけとなったのがサプールです。(サプールとは日本語で「おしゃれで優雅な紳士協会」や「エレガントで愉快な仲間たちの会」などいくつかの訳があるのですが、アフリカのコンゴに置いて1950年代から1960年代のパリ紳士の盛装に身を包み、街中を闊歩するスタイルを意味します。)ある日サプールの写真集を見て、なんてファッショナブルなんだと感銘を受けたんです。着飾っているけど、どこかシンプルで、かっこいい!と素直に感情が動いたのがきっかけです。

私のACT、Nakedは三つの曲を使って、3つのパートに分かれていて、それぞれテーマがあります。1曲目はPOWER、2曲目はLOVE、3曲目はSOUL。そしてそれぞれの曲に時間軸を設けており、それを水の音で表現しています。POWERはsunset(夕暮れ)の時間を意味しダンスの持つパワーを表現、LOVEはmidnight(深夜)を意味し愛を語ります。最後のSOULはsunrise(朝日)を意味し、みんなが集まってNAKEDであってほしい(シンプルでかっこいい)という意味を込めています。

演出でこだわったことは?
20分の持ち時間で、6人の振付師と、6つのジャンル(ジャズ、タップ、ヒップホップ、ハウス、コンテンポラリー、バレエ)を一つの作品に上手く融合することです。

6人の振付師による6つのジャンルがぶつ切れにならないよう、要素が多いけどシンプルにダンスのかっこよさを魅せたいと思いました。なので、今回は演出の進め方について、いつもとは違うアプローチをしました。まずは私が構成を作って、各先生にダンスを当て込んでもらいました。それから、何度も振付師6人と集まって、それぞれのダンスを絡めていくことで一つの作品としてまとめています。

お客様へのメッセージをお願いします。
ダンスの持つPOWER、LOVE、SOULを感じて頂ければ幸いです。Nakedということもあり、今回はシンプルにかっこいいと思って頂ければ嬉しいです!

ACT 2 演出imu

DSC_0011(1)今回のACT について内容や見所を教えてください。
私のACTはスマホ(スマートフォン)に依存している人達をテーマにしているんですが、15分という短い時間の中でどのようなメッセージを届けられるかにこだわって演出を手掛けました。細かいACTの内容は見てのお楽しみ!ということで詳細は控えますが、携帯に依存している現代をテーマにしているので、多くの方に共感して頂き、楽しんで頂けるかと思います。

何故スマホをテーマにしたのですか?
普段から、周りを見ても、携帯に依存している環境に異様さを感じているんですよね。スマホって、我々の生活の中で切り離せない存在となっているので、「このテクノロジーにあなたはどう接していきます?」ってみんなに問いかけたかったんです。

今回BDCでは初めての演出ということですが、想いを教えてください。
初めて一緒にお仕事をする方も多かったので、私が作りたいものに共感して頂けるかな?と心配ではありましたが、皆さんに快く受け入れてもらったので、気合いが入りました。周りは経験ある方が多かったので色々と勉強になることも多いです。みんな口揃えて言ってくれたのは、私がやりたいことをやった方がいいということでした。期待に応えられるように頑張らなきゃと思いました。

今回演出を手掛けるに当たって、チャレンジに思ったことはありますか?
まずは国際フォーラムという大きな舞台であること。自分でも自主公演などを行っているのですが、出演者の人数も今回はいつもよりとても多いので、そこが大きなチャレンジです。それから他ジャンルの人達と、そして私のスタイルを知らない方々と一緒に舞台を作り上げることですね。ジャンルを超えた人たちと一緒に関われることが楽しくも、新たな挑戦でもありました。

BDCはimu先生にとってどういうところですか?
生徒時代からお世話になっているスタジオなので、とても大事な存在です。教える立場になったのも先生方との繋がりのお陰なので、BDCは繋がりを大事にしているところだと感じています。今回、30回目のショーケースの一員になれたことはとてもありがたく、自分の責任の重さを感じていますが、先輩や仲間たちがいてくださるので、心地よい緊張を感じながら、今後も大事にしていきたいです。

お客様へのメッセージをお願いします
ワクワクした15分をお届けできると思いますので、お客さまも先入観なしに、素直な感想をお持ち帰り頂ければ嬉しいです。そして、他の演出家の3人も素晴らしいです!30回目の記念のショーケースということもあり、我々演出家4人のバランスもとても面白いので、洗練されたものを観たいなという方は、是非足をお運びください!

 

ACT 3 演出 長谷川達也

DSC_0019今回のACTの演出についてテーマや見どころを教えてください。
今回僕が考案したのは”Forget me not”という作品で、「記憶」をテーマに制作しました。BDCのショーケースは今年で30回目ということですが、これまでのダンスシーンの流動や変遷の中で、様々な作品を生み出し、そして積み重ねてこられたのでは、と思います。実は自身が主宰を務めるダンスカンパニー「DAZZLE」も、最近20周年の節目を迎えることができ、それを切っ掛けに過去を振り返る機会があったのですが、その時に「記憶」という言葉が頭をよぎって、それに関連する物語“Forget me not”という作品に行き着きました。

BDCの講師や生徒の皆さんにとって、更にはダンスファン、BDCファンの方にとって、これまでたくさんの思い出深い作品があったかと思いますが、これからも続いていく歴史の中で、この先もずっと語り継がれていくような、深く記憶に残る作品にしたいという想いで今作に挑みました。

作品としては、現代の医学では治すことが叶わない「記憶が失われていく病」にかかった一人の女性の話です。記憶を失いたくないが為に女性が取ったひとつの行動を発端に、夢と現実、時間とが交錯する、美しくも奇妙な作品世界が形作られています。

本来、人は忘れていく生き物であって、だからこそ人でいられるという部分もありますよね。ただ、忘れたくないこと、忘れちゃいけないことも、時が経つに連れどんどんと記憶はおぼろげになって、遂には忘れてしまうことがある。それが、人にとって罪なのか必然なのかはそれぞれの価値観によるところだとは思いますが、この作品の劇中で、主人公である女性が選ぶ記憶のあり方と未来を、ご覧いただく皆さんそれぞれの感覚で受け取っていただけたら嬉しく思います。

BDCは長谷川先生にとってどのようなところですか?
非常に歴史があるスタジオで、僕のイメージでは“ジャズダンスの聖地”という印象があります。
BDCに講師として参加させていただいてからまだ日は浅いのですが、もともとはすごく敷居の高いスタジオというイメージがありました(笑)。それゆえに、僕のような特殊なダンサーが果たして受け入れられるのだろうか…という不安もありましが、いざ参加してみると、そこには様々なダンサー、 初心者から上級者まで、いわゆる「ダンスが好き」な奴の集まる熱い場所だった。それでいてジャズダンスとしての強固な軸のあるスタジオで、オーソドックス、シアター、バレエにコンテンポラリーなど、あらゆるジャンルを網羅した、やはり聖地という感覚は変わらず残っています。

お客様へのメッセージをお願いします。
DAZZLEで表現している舞台は基本的に男性だけなので、今回のように女性中心の作品はあまり経験にありません。物語も当然男性視点だったものが、女性視点になっています。DAZZLEらしさは相変わらず、ですが、その点でいつもとは違う世界観、美しさを表現できるのではないかと思っています。
僕はいつもみんながやらないこと、できないことをやりたいと思っていて、この作品も他にはない独特さを目指しています。それは、あるいは暗然たる世界観かもしれませんが、人間の持つ多くの感情に、不要な感情は一つもありません。作品を通じて、抱く感情が何であれ、心が動く瞬間をたくさん作りたい、と思っています。
最後になりますが、今年で30回を迎える歴史あるBDCの節目のショーケースの中で、演出を担当させていただけることを光栄に思いますし、ご覧くださる方の心に残る作品をお見せしたいと思っていますので、ぜひ、作品をご覧ください!

ACT 4 演出 KAZUMI-BOY

IMG_0347今回のACTの演出にあたって、思い描かれているものはどういうものでしょうか?
ACT1~4の中で、私が演出させて頂くACT4は、55分という一番長いACTになります。このACT内では、とにかく沢山のナンバーをご覧頂きます。今回はこのACT4にテーマを持たせるというより、それぞれの曲の持ち味を生かすように、コレクション形式のACTにしました。繋ぎもシンプルにしていますので、ACT4の魅力としては多くのナンバーをお楽しみ頂けます。

過去の演出と比較して今回の違う点を教えてください。
これまで10本以上は確実にBDCでの演出をやってきたのですが、今回の違う点は曲数が多く、1つ1つのナンバーが、テンポよく、また、切り替えよく、進行して行けたらと思っています。1曲だけ80~90年代のヒットメドレーを入れていて、それは長めの時間をとっているので、こちらも見応えがあると思います。またTovaris Wilson振付のナンバーには、Tovarisだけでなく、古くからの友人でもあるBryant Baldwinが出演してくれることになっているので、こちらも見所です!私のナンバーについては、照明でユニークさを出しているので、こちらも魅力を感じてもらえたら嬉しいです。

インストラクターナンバーについて教えてください。
インストラクターナンバーは、今回はTomoに振付をお願いすることになりました。TomoはBDCで長いキャリアを持ち、昨年はストリート系ダンサーを集めたアクトの演出を担当したのですが、その中の、Jazzyなナンバーがとても恰好よかったのが印象に残っていたのが、振り付けをお願いしたきっかけです。その時からTomoもいつか、インストラクターナンバーの振り付けをやったらいいんじゃないかなって漠然と思っていました。 今回のインストラクターナンバーは「統一感をもたらすためにも一人でナンバーを作ってもらいたい」とTomoに伝えたら賛同してくれたので、正式にお願いすることになりました。

インストラクターナンバーは、ジャズミュージックを使ったナンバーです。音楽としてはのJAZZという意味です。ヒップホップ、ジャズ、バレエもあるので、それぞれのテイストが異なるのですが、それが並び一つの作品となることで面白くなればいいなと思っています。

BDCでのキャリアが長いKAZUMI-BOY先生ですが、30回目ということについて、何か特別な思いはありますか?
30年という歴史をもつスタジオになりましたね。大きな節目になる様なショーケースになればいいなと思っております。そして、これから先も、40年、50年という歴史を重ねることになると思うので、そこに対するご期待も頂けたらいいなと思います。

公演名HISTORIA
公演日時2017年7月8日(土)
15:00開演(14:30開場)19:00開演(18:30開場)

7月9日(日)
13:00開演(12:30開場)17:00開演(16:30開場)

※全席自由
※開場は開演の30分前
※開場の60分前から整理券配布
※未就学児童は入場不可
会場東京国際フォーラム ホールC
料金(税込)前売 4,000円(税込)/ 当日 4,500円(税込)

▶チケット取り扱い
・BDC新宿スタジオ:03-5330-3530(10:00-20:00)

・ぴあ(通常回線:0570-02-9999 /
 ぴあプレミアム会員専用回線:0570-02-9944、Pコード:456-860)
http://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=1703949

・イープラス
http://eplus.jp/sys/T1U14P0010163P0108P002221327P0050001P006001P0030001
演出黒木トモ子
長谷川達也(DAZZLE)
imu(free line)
KAZUMI-BOY
振付CHACO
ESPA
ICHI
imu
KAZUMI-BOY
Ken-J
Lise
muttan
SARA
TOMO
Tovaris Wilson
板橋由起
神部なるみ
黒木トモ子
桑山賀津子
榮一也
佐藤親教
嶋田真
高城由季
鉄川恵美
西川卓
西林素子
庭野章子
長谷川達也
福井亜紀
堀川ちず
本間智彩
山根祥子
龍美帆
問い合わせBDC新宿スタジオ
03-5330-3530(10:00-20:00)

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