N:
“見られてる”っていうのを意識しないといけないと思う。僕らは有明(コロシアム=東京アパッチのホームとなる会場)で試合をするわけだけど、普段生活している中でもどこで誰が見てるかわからないし、身なりとかも含めて、自分はプロ意識を持って活動しないとダメだなとは思います。
H:
神様がバスケットボールをできるという能力をくれたということかな。コートの外でも、バスケットボール選手として、人が自分のことを見ているっていうのは、ほかの人は味わえないことで、それはスゴイ嬉しいことだと思う。
M:
プロとして意識しているのは「止まらないこと」(笑)。(ヘリコプターが言った)「神がくれた才能」っていうのはスゴイ。自分はダンスを仕事にしてて、ここまでやってこれたのは、大きく考えてそういう才能っていう事かもしれないけど、そういう感覚よりも自分の人生を止まらないことなのかな。常に楽しいと思えることを自分の中に取り込みたい。一時期新鮮に感じることでも、日常慣れてくると新鮮みがなくなってくるから、モチベーションを高く保ちたいな。
いろいろやりがいとか、嬉しい瞬間はあって、例えば、本当に好きで、目指しているような人と対面した時とかもそうだし、何か発見した時とか、いい意味で身近な人でも、普段知らない一面を発見しちゃった時とか。私にとってフレッシュだったら、どんな小さなことでも嬉しい。
--バスケのおかげで悪い環境から離れることができた(ヘリコプター)
H:
バスケは自分ひとりでできる(by myself)唯一のスポーツだと思うんだ。野球もフットボールも遊びでやるにしても友達とかいないとできないし…。でも、バスケはボールがあればひとりでもできる。そういうところが夢中にさせたし、ほかのことを忘れることができたからはまっていったんだと思う。あと、バスケをやってることで、トラブルに関わらなくて済んだのも大きいね。実際にそういう状況になったことはなかったし、もしそういう状況になっても周りの人がバスケをやっていけるように仕向けてくれたと思うけど…。
N:
やっぱりアメリカっていうのは、ギャングだったりドラッグだったり、悪い環境もあるから、そこから離れることができたのはあるかもね。俺は兄貴がバスケをやってて、テレビとかでジョーダンの試合を見て始めました。15歳の時に、ただバスケがしたくて、去年の7月までの7年間アメリカに滞在してたんです。あの頃は、夢を追って行くぜ!って感じで、ワクワクしてましたね。
M:
アメリカで大変だったこととかは?
N:
大変だったことはたっくさんありましたよ。でも、それが俺にバスケを辞めさせる理由にはならなかった。逆に苦労があればあるほど、人間は成長するでしょうし。
ま、今思えば、バスケでアメリカ行ったことで辛かったなっていう思い出よりも、いろいろ楽しかったとか、為になったってことが大きいですよ。
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