TDM - トウキョウダンスマガジン

TDM Interview 
bjリーグ 東京Apache(アパッチ)専属ダンサー[J-rome]
メンバー MIHO BROWN & RIKA
bjリーグ 東京Apache(アパッチ)専属ダンサー[J-rome]
2005年11月5日に日本初のプロバスケットボール「bjリーグ」が開幕した…ということを知らないバスケファンは多いはず。そして、東京をホームとするチーム「東京Apache (アパッチ)」の専属ダンサーを、MIHO BROWNとRIKAを中心とした「J-rome(ジェローム)」が務めているということを知らないダンスファンも多いはず。 今回のTDMインタビューは、この日の試合を盛り上げるパフォーマンス直前のMIHOとRIKAを直撃。ハーフタイムや選手紹介を盛り上げ、普段のクラブダンサーではない自分で踊る世界とは。そして、ストリートダンスシーン同様、まだまだ発展途上の「bjリーグ」の魅力とは…?
  【bjリーグとは】
 

bjリーグ日本で初めて作られたプロバスケットボールリーグ。アリウープにダンク…NBA級の派手なパフォーマンス、試合中にもガンガンかかっているヒップホップチューンやMC、そしてダンスで、一種のエンターテインメント空間が演出されている。アウェーチームの攻撃中の大ブーイング、(フリースローを声や旗で邪魔するなど。) ホーム(地元)を愛し、ファン参加型イベントやボランティア活動などに積極的に取り組む地域密着型の「bjリーグ」。いよいよ来る4月29・30日には、リーグ初の日本一の座をかけたプレイオフファイナルが行われる。今後のbjリーグをぜひぜひ注目して欲しい!

bjリーグ bjリーグ公式サイト   apache 東京アパッチ公式サイト
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普段のクラブイベントでのダンスとの違いや意識--
 

MIHO BROWN(以下M):
MIHO BROWN最初は想像もつかなかった。時間もなかったし、スタジオレベルじゃなくて体育館レベルで練習しなきゃいけないのを忘れてた(笑)。移動も含めて総合的に、どういう風に移動するとか、ラフに歩くのかとかも全部カウントになっちゃうから。そういうのも含めて1分半って決まってたし。ゲームの進行上、絶対的に決まってるんですよね。そう…だから、絶対遅刻できないっていうか…いやマジで(笑)。

最初は自分で映画を見たり、一生懸命イメージ作った。でも、ヒップホップを知らないお客さんが見に来て、どんな風に受け入れられるんだろうって。アメリカのポピュラーなものを入れても日本で流行ってなかったら、お客さん上がったりしないし…。

RIKARIKA(以下R):
クラブのショータイムとかとも違うから、ある程度 揃ってないと、すごく目立つ。あと360度を意識して、向きとか動きとかを考えないと、それは(クラブでは)ないからね。

M:
バイブスだけじゃだめだね〜。だから、気を抜く暇が一瞬たりともないっていうか。 むしろね、端にいようがどこにいようが、一人一人が目立つ、目立つ。
なんか、この空間ではなぜかボコっとくるのね。だから、最初は想像つかなかったですね。でも、今回の作品は自信ある(笑)。すごい気に入ってるんだ。選手とかもすごい上がってくれてるし、あと、外国のお客さんもすごい喜んでくれてるみたいで。でも、どれだけ日本人のお客さんに伝わってるかは分からないけど、でも、前よりは終わった後の拍手の感じとかが違うかも。
ポピュラーなところも狙いつつ、ヒップホップをやって ない人にも楽しんでもらいつつ、でも、自分たちのポリシーやスタイルは崩さない。あとは、やっぱり基本的なとこ、体の細かい部分っていうか、逆に大雑把な部分…ちゃんと手を上げるとか、お客さんにバイバイしてるのか、笑顔を出してるのか、今は澄ますのかとか。そういうところがすごい大事になってくる。メンバーは8人しかいないし、フォーメーションばっかり気にしてると逆にチアリーディングになっちゃうんだよね。始めはもうちょっと多かったんですけどね。みんなのいろんな事情でメンバーの8人が入れ替わる日もありますけど。

ダンスとバスケ
 

バスケとダンス写真M:
ダンスとバスケは関係なくなくて、ダンスやってる人ってバスケ好きな人多いし、リズミカルで、すごいダンサブルなスポーツだと思う。だから、絶対ダンスが好きな人だったら、バスケを好きになる要素もあると思う。そこにあるそういう空気感とか、もっとうまく皆が“心”で感じられたら、もっとダンスもバスケも盛り上がると思うんですよ。ちょっと乗り切れてる、とはまだ言えないけど…可能性は見えてるし。
知らない人が多いのかも。生徒とかにも言うと「へぇ〜!」って言って、その度に見に来てる子はだんだん増えてる。
ホントは全国オーディションしてね、皆ココに出るために可愛くしたり、ダンスうまくしたり、ヒップホップに興味ある子がもたくさん集まったら、すごく盛り上がると思う。それがひとつの文化みたいな感じで。すごいエネルギーのある場になると思う。

チアリーディング・男の要素
 

M:
RIKA+MIHO BROWN社長さんの最初の要望が、“ガールズヒップホップ”っていうイメージを持たれてた。今まで4つ作品を出してるんだけど、衣装も全部変わってて、全部実験的な感じで。社長さんも“次どういう風になるんだろう”って不安だったと思うけど、「こういう感じでどうですか」って話しながらやってる。うちらも、チアの持つ派手さとか、衣装の揃ってるところとか、ポンポンを持ってるキラキラした派手さとかは、バスケで映えると思う。
だから、そういうのをちょっとだけ取り入れたりとか、“取り入れたい”って交渉もあったしね。 今回(の作品は)割りとヒップホップな感じだよね。チープな中でもチームカラーを強調してて。でも、チープな感じもいいと思う、ヒップホップっぽくて(笑)。

R:
あたしもアメリカ行ったら絶対バスケは見にいってる。すごい鳥肌だからね。

M:
毎週でもキラキラ髪につけてやりたいくらいだよねー!(笑)
たぶん、男の子たちが入ったいいイメージがないと思うから、誰かがやったものをビデオで見せたりしたら、今後使われる可能性もあるかも(笑)。たぶんもっとブレイキンの技の要素とか、(男女の)ペアダンスでリフトとか。向こう(=アメリカ)は男女混合のチアって少なめだけどやったりしてるよね。競技って感じだけど。

日本初プロバスケリーグの初代「ダンサー」として…
 

DANCERSM:
会場に見に来て、選手見たら、「おお!」って絶対なると思う。それが頻繁になればいいな。人が来たら選手たちももっとやってくれるだろうし。 とにかくもっと盛り上げたい。ここからスターが誕生するかもしれないし!?「ココ(=J-rome)を通ってれば、仕事バッチリくるよ。ビジュアルいいし、すごくソウルあるし、動けるし」…そういう風になったらすごくいいですよね。
あたしたちが、ヒップホップを好きで、なによりかっこいいと思って、リスペクトしてるものを広げたいし、たくさんの人に見てもらいたい。まだこれらを知らない人に伝えるパイオニアになっていけたらいいですね。

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