TDM - トウキョウダンスマガジン

LEM-HAR FINAL
東京のニュースクール、特にヒップホップ系ダンサーにとっては重要な役割を果たしてきたイベント、LEM-HARがついにファイナルを迎えた。最後を飾ってオーガナイザーのRA-HAもステージに立つなど、見所のおおかった一夜をライターIMAKENがレポートする。
10月11日深夜。渋谷HARLEM前に到着した我々TDM臨時取材班は、まずそ の人だかりに驚いた。思わず「あれ、まだ開店前だっけ??」と顔を見合わせるほど の人々が並んでいる。客層はというと、一目でそれとわかるDANCER系が大半。クラブ イベントならではの雰囲気が路上にまで溢れ出しているような印象を受けた。
さて、PASSをもらって会場に入ってみると…

…どうにか自分の踊れるスペースを確保するのに精一杯、といった感じの混み具合で、エントランスの長蛇の列にも納得。2Fのメインフロアでは、誰もが思い思いに踊ったりしゃべったりくつろいでいたりと、かなり人が多いのにもかかわらず非常に居心地のいい空間だった。この日のDJ陣にはKEN-BOも参加しており、「気持ちよくて踊れる」選曲ばかり。フロアの雰囲気をしっかり創り上げていたのはサスガ。
深い時間帯になってくると、フロアでは徐々に大移動が。SHOWTIMEをできるだけいい位置で見ようと、フロア全体が大きくうねっていく。それまでは思い思いの楽しみ方をしていた来場者達の間に、「そろそろかな…?」という緊張感と静かな興奮が広がっていくのが感じられる。そんなフロアをじらすかのように、DJ・MCのプレイもますます熱を帯びていく。フロアの期待感が最高潮に達した頃、お待ちかねのSHOWTIMEがスタート。
今回の出演者はDANCER3チーム+“あの人”のライブ。それぞれ非常にレベルが高く、満足のいくSHOWTIMEを堪能することができた。
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