TDM - トウキョウダンスマガジン

『Step Language=House Dance』×TUG
WaDoo/LAGER/KSK/Yoshiyuki
『Step Language=House Dance』×TUG WaDoo/LAGER/KSK/Yoshiyuki
HMV渋谷店&オンライン10周年記念プロジェクトとして10月31日に発売されたハウスDVD『VISUAUDIO Series“Step Language=House Dance”』。プロデューサーWaDooが手がけた本作品には、若い世代のダンサーも多数出演している。彼が次世代を見据える視点は面白く、若い才能が結集されたイベントクリエイト集団“T.U.G United”、通称TUGのプロデュースも行っている。今回はTUGクルーからLAGER, KSK、Yoshiyukiを迎え、世代のバトントークをお届けしよう。

文化・ライフスタイルの伝承。

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TUGの始まりは?

Wadoo

TUG俺が2004年から2007年まで、渋谷のFROATで毎週火曜日「THE URBAN GROUND」、略してTUGっていうパーティーをやっていたのが始まりなんだよね。

俺は昔から、諸先輩たちがDJ、オーガナイズを務める帯のパーティー (毎週開催) で育ってきていて、例えば、「あ、今日火曜日じゃん。行ってみるか。」ってノリで、一人でクラブに行っても、絶対知り合いがいる、だから楽しめる、いつ行っても同じ空気感・同じ音楽があるっていうことが、俺にとってはパーティーの重要なポイントだった。パーティーを始めた2004年頃は縦置き (毎月開催) で統一されているパーティーが多かったし、誰かがやらなくちゃ始まらないと思って、やり始めた形になるかな。

当初は、一応俺が先頭に立って企画・運営をしていたんだけど、2007年のFROATがクローズになったのを期に、半年くらいは休憩をしていたんだけど、縁あってsecoからお話を頂き、じゃ、毎週火曜日のTUGを復活させましょう、となったわけです。

前と同じように復活させても、ちょっとピンと来ない部分があったんだよね。要は、カルチャーって人から人へ受け継がれるもので、次の世代を担うメンバーに運営してもらえれば、どんどんつながっていくんじゃないかと思って、今の彼らに運営をお願いすることにしたんだ。なので、今は彼らが中心になって、企画・運営をやってます。

もちろん、単純にFROATとsecoのキャパも違うから、現実的にイベントの運営スタイル変えなきゃいけなくて、FROAT時代からのオリジナルメンバーを軸に補強がマストだった。フロアを作るのは、もちろんDJが主役ではあるけど、観客だったり、観客を何気なく盛り上げるのは運営するスタッフだったりする。そういうスタッフ側の空気が、自然に創り出せるような主旨でやっていこうと思って声をかけたメンバーが彼らです。

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どんな人間性で選んだの?

Wadoo

やっぱりそれは、良く遊びに来る人たちだね。中にはFROATでやってる頃からちょこちょこ遊びに来てくれたりした人もいたりするよ。LAGERとかね。パーティーの運営なんて、仕込みとか地味で大変な仕事がいっぱいある。そんな中で、運営側が楽しんでないと、来る人は楽しくないし、運営側がギスギスすると、観客にもその空気が伝わる。だから、基本は遊ぶのが好きで、あとはダンスを頑張ってる人たちに出てきてもらったら、新しい空気になるんじゃないかなと思って声をかけた。そういう空気を創れそうだなって思った人たち、というのが基準かな。

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今までやってきて、どう?

LAGER

TUG最初はやっぱり不安でしたね。僕はFROAT時代から通っていて、後半はいちスタッフとしても携わらせてもらっていたパーティーだったんですけど、secoになってから、WaDooさんたちが作ってきたものを、ボンッとオーガナイズとして渡されて、まずはそれまで作ってきていただいたことをキープした上で、どうクリエイトしていったらいいのか、わからないって感じでしたね。その上でどう押し上げて、僕らなりの色をどう出せるのかが大事になってくると思うんですけど。

KSK

僕は、やっぱりイベントは仲のいい人たちと盛り上がって、とにかく楽しく、騒ぎたいっていうのが一番でした。もちろん、プレッシャーは感じましたけど、TUGは、ほんとに、楽しいんです。最初はスタッフといっても何をしていいのかわからず、いつもの通り、練習して、帰って、って感じでしたけど (笑) 。

でも、TUGのおかげで徐々にクラブの楽しみ方が変わりました。前は、踊ってるだけで楽しかったんですけど、今は、飲んでただしゃべってるだけで「クラブって楽しい!」って思います。TUGのおかげで、クラブへの緊張感がなくなって、とても身近になりましたね。

Wadoo

KSKみたいに、TUGをより生活に身近に感じてくれて、ライフスタイルのように思ってくれる子たちを集めたんだよね。結局ソレをしてくれてればいいって感じだよ (笑) 。

LAGER

TUGは、FROAT時代からですけど、いい意味での溜まり場って感じですよね。

Wadoo

Yoshiyukiはさ、基本、俺が遊びに行くとどこでもよく会うんだよ。しょっちゅう会うし、もちろんダンスも頑張っていて、こいつは遊ぶのが好きなんだなとすぐにわかる。

あとはTUGの全員もそうだけど、さらにこの下の年代の層に、彼らを慕ってる若い世代がやっぱりいるんだよね。そこが結構大事だと思ってて、俺が先輩たちの創ってきたもので育って、俺が創ったもので彼らが育って、さらに、彼らがやることでその下が成長していく。そうやって、どんどん伝染していけばいいかなと思ってて、俺も含めて、文化みたいなものを紡いでいく一つの駒であればいいと思う。そんなに大それたことをしようっていうわけではなく、ただ、次世代につないでいきたいんだよね。でもそれそのものが大それたことなのかも。。。

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Yoshiyukiが今回のDVDにも登場している先輩たちからダンスを通じて学んでいることはある?

Yoshiyuki

TUG僕はそこまで皆さんと深いお付き合いというわけではないですが、結局ダンスは人間そのもので、その人そのもの。その人間を知れば知るほど、踊りも納得するというか、その人だからこういう踊りができるんだろうな、やっぱりこの人はすごいなって、見ていて改めて思いました。今回のDVD撮影の時も、皆さんと一緒の空間にいて、自分がそこにいたことがすごく良かったなと思いました。

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もともと今回のDVDを作ったきっかけは?

Wadoo

さっき、彼らが俺がやってきたTUGを落とさずキープさせなくちゃいけないって言ってたけど、彼らがやり始めてから、集客も雰囲気も、俺らがやってた時よりある意味よくなってるんだよ。今の若い世代の溜まり場みたいになっていて、ソレは俺じゃできなかったことだろうし、彼らに任せてよかったと思っているところで、俺ではあの世代には届かないのかもしれない。

そういう世代をつないでいくという意味では、今回のDVDを作った理由も同じ。まず、参加した彼らの世代が、自分が参加したことでそのDVDを見る。そして、その世代を見ているさらにその下の世代が、彼らを見て成長していく。その手段としてTUGがあり、このDVDが存在してくれればいいと思う。

パーティーを運営しているけれども、彼らはダンサーなわけで、もちろんダンサーとして活躍したいっていう気持ちはもちろんあるから、パーティーの広告塔として、このメンツでTUGの運営クルー名の“TUG united”っていう名前のダンスチームを組ませたんだ。“毎週火曜日のパーティーを運営してます”って宣伝を含めて最近は他のパーティーにもちょこちょこ出てもらってるよ。彼らもダンサーとして活躍できるし、パーティーの宣伝にもなる。要は、うちの看板なワケです。

社会・世代をつなぐバトン。


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ダンサーと、運営側との顔の使い分けは、すごく大変だけど、単純に人生が2倍になるようなものだと思う。

ダンサーだけじゃ分からなかったことがいっぱい気づけて、それは絶対ダンスにも反映される。その分、感じる痛みや、当たり前なことを、次の世代が担っていってほしいと思っていて、まさにうちらの世代はそれを与えられたわけじゃなくて、なんとなくやってきた。「やってみたけど、腑に落ちない、じゃ、次!」って切り替える度に、ものすごく考えたこともいっぱいあったけど、今の子たちは、ダンスも運営も同時にできる環境が在るんだよね。

先輩たちから教わったことを、イベントやDVDに投影したWaDooを見て育つこのメンバーは、今どれだけ成長できて、それを見て育つ世代が、さらにどれだけ成長しちゃうのか・・・今の世代の子たちにはそれを感じながら生きて欲しいよね。もちろん、そのきっかけは、ただ始まったからやり始めていいと思うけど、やっぱりイメージを描いていかなくちゃいけないし、ダンサーとしてだけじゃなく、いち社会人、いち人間としての自分を描くことが大事だなと思って、最近のダンサーがオーガナイズするイベントが増えていることにはすごく賛成派として見ているよ。

逆にダンサーとして見えることと、運営側の人間として関わっての違いや学んだことはある?

LAGER

差はあるとしても、まだ自分の中では実感できていなくて、ただ、運営側とダンサーという両面で感じる一個一個が、自分の中で相乗している感じはありますね。

Wadoo

TUGいい発言したねぇ (笑) 。でも、さっき“いち社会人”って言ってくれたけど、正にその通りで、俺もイベントをやったなかったら知らなかったことのほうがいっぱいあった。だって、それまでは本当に生活がダンスだけだったから。

俺がパーティーをやり始めたのが21歳の時、それこそ、たまたまノリで始めた感じだったけど、イベントをやってなかったら社会の仕組みもわからなかっただろうし、それまでは興味もなかった。裏方として人を楽しませるというエンターテイメントの視点、一緒に創り上げる大切なメンバーの存在。そして運営に必要なお金の存在、等々。それまで受け身だったから、自ら発信していくってことをやらなかったんだよね。

でも、ある意味、パーティーの運営があったからこそ今の自分があるし、俺にとっての社会への入り口だったのかも。それを彼らもそれぞれに踏まえてくれればいいかな。

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イベントは生ものだし、一日で終わるし、当日何が起きるかわからない。大変だけど、でも、運営側の感覚を持つだけで、ショウタイムを見て「良かった!」で終わるところに「今度誘いたい!」って思うようになる。すると、相手を覚える。そういう細かいところだけど、“人としての活かし合い”ができると思うんだよね。頭でわかっていても実際に身にしみて体感しないとわからない。逆にこれができればどんな仕事も活かせると思う。

Wadoo

イベントの運営って、ダンサーにとってダンスを実際に踊る仕事以外で一番身近なビジネスだよね。出演者として現場には行き慣れているわけだし。TUGという看板で他ジャンルのイベントでいいダンスを見せれば、ハウスやTUGに反応してもらうことにつながる。つまり、今後TUGがパンパンになるかどうかは、彼らの活躍にかかってるわけです(笑)。

俺たちにしかできない、かっこいいこと。

TDM

課題や残すべき結果はたくさん在るだろうけど、TUGに感じる可能性として、「ダンサーがやってるイベントってやばいね!」って思われるような存在になれる気がするし、なって欲しい。その意味で、WaDooは、つなぎ難い世代をもつなげていて、上から下へと影響力を下ろしている構図を作っているキーパーソンとしてすごくリスペクトしてるよ。最近は海外アーティストをブッキングしていて、イベントとしての質も上げてきているよね。

Wadoo

TUGのクルーにはダンサーだけじゃなく、ダンサーに影響力をもっているDJ陣が揃っていて、Ohishi、KAZ、SACHIO、Takky、KENTA、SENBAなどなど、言うなれば、ハウスダンスシーンを代表するDJのオールスターのようなもので、そこもイベントに大きく響いている部分だと思う。

TUG現場には、LAGER、KSK、Yoshiyukiたちがいるから結構安心している部分はあるんだけど、じゃ、俺には何ができるのかを考えると、それはTUGの方向性を決めて、それに必要な要素を補うこと。そう考えた時に、今後のTUGの活動主旨として、俺が数年前から感じているハウスのダンスシーンとハウスのミュージックシーンとの間にできた距離間みたいなものを埋める架け橋になりたいと思った。

昔は西麻布YELLOWの毎週水曜日にDJ HIRO & DJ KATSUYA両先輩がやっていたHi-Lifeが在ったり、DJ ICHIRO & DJ AISA率いるART:Yだったり、ハウスミュージックシーンで活躍するDJが回して、俺らもダンサーとして出演させて貰っていた。ただ、当時さえも、まだまだハウスの音楽シーンとハウスダンスシーンは近づけると感じていたくらいだけど、今よりは確実に両者が近かった。だから、TUGでは架け橋になることが双方のシーンのためでもあると考えているし、俺たちの目標でもあるよ。

Hi-Life : 1998年3月〜2005年8月まで毎週水曜、西麻布Space Lab YELLOWで平日とは思えない盛り上がりを見せていた伝説的なコアで良質なダンス・ミュージック・パーティー。DJ HIRO、DJ KATSUYAがレジデントを務め、クラバーだけでなく、ダンサーなども多く集まるなど、純粋な音楽とダンス好きのたまり場として最高の空間が提供されていた。
 
そこを目指したくて、最近は毎週火曜日のパーティー以外にもプロデュースを引き受けていて、10月25日にsecoでハウスミュージックレーベルのKING STREET SOUNDS15周年記念のパーティーURBAN GROOVEで、Frankie Felicianoをゲストに招いたときに、少し絡ませて貰ったんだ。TUG代表でDJ KENTAの参加が実現できたし、TUGというイベントだからこそとして絡める可能性がいろいろ生まれたんだ。

今度、11月23日にamate-raxiでまたURBAN GROOVEをやるんだけど、メインにはBASEMENT BOYSのTeddy Douglas、DJ Spenが来るよ。その日のラウンジをTUGでプロデュースするんだけど、TUG DJ'sのプレイや空間作りを、いわゆるダンスシーンとは関係のないクラバーの人たちにも体感して欲しいし、逆にダンスイベントしか行ったことないダンサーの人たちには本来あるべき姿のクラブスタイルを体感して欲しい。要はDJだろうと、ダンサーであろうと、はたまた聞くのが好きないちリスナーも、ハウスミュージックを愛している人たちみんなで楽しくやりたいね。

いいダンスイベントはたくさんあるし、俺たちにしかできないものは何かを考えた時に、音楽とダンスのシーンをつなげる意味で、毎週火曜日のsecoをやりながらも、ハウスミュージックシーンと混ざり合いながら、ダンスシーンに情報発信していきたいね。それが両方のシーンに精通している俺たちにしかできない事だと思っているし、自分たちの在り方としてかっこいいことだと思ってるよ。

TDM

そういう意味で、今回のDVDはWaDooのレーベルから出したハウスコンピレーションアルバム『FLORIA』の楽曲をフルに使っていて、音楽シーンへの発信にもなるんじゃない?

Wadoo

そうそう。たぶんだけど、正直『FLORIA』を聞いてくれているリスナーの人の8割は、ハウスのダンスを知らない人だと思うよ。でも、今回のDVDをきっかけに、楽曲を知っている人が今回のDVDを見て、ダンスの印象や音の印象すら変わると思う。もちろんその逆に、ダンサーにも『FLORIA』を伝えられるし、とにかく広範囲に渡って、シーンを盛り上げていきたいね。

ホームグラウンド。THE URBAN GROUND。

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今回のインタビューを設定した理由として、少なからず今後TUGを運営していくに当たっての認識がクリアになって、大きくなってくれたら嬉しいという期待もあったんですが、ここまでの会話の中で、率直にどう感じた?

LAGER

目標として、イベントに海外アーティストを呼んで、そこでダンスショウケースをやりたいと思っていましたが、改めてやってみたいと思いましたし、TUGだからできるんだねって思われたいですね。

Wadoo

TUGある意味ネクストレベルなんだけど、それは高くなくてもいいと思っていて、俺たちにしかできないかっこいいことをやっていければいいね。まぁ、こうやって俺が現場を離れてプロデュースで動けるのも、現場を彼らがやってくれてるおかげです。


Yoshiyuki

その逆で、WaDooさんがそういった上での動きをしてくれるから、俺らも現場で安心して動ける部分もありますね。

Wadoo

その事実をこう捉えてほしいっていうものはなくて、関わった時にどう捉えるかが、その人それぞれの力量だと思う。KSKは、今度shibuyaNUTSでイベントを任されることになっていて、それもTUGでの経験があったからやってみようと思ったと思うんだけど、周囲もTUGをやってるからこそ任せられる部分があったんじゃないかな。そうやって、それぞれが個々に成長してくれると嬉しいし、TUGをそのホームとして思ってくれると嬉しいね。いい意味でTUGを利用するべきだと思うし、今後もどんどんイベントとしてもダンサーとしてもつなげていってほしい。毎週帯でやってるイベントってそれくらいの影響力はあるから。

LAGER

毎週帯のイベントだからこそ、生活の一部になっていて、バランスが保てています。逆に、月1回開催だと、それに向けての力のバランスが大変だと思います。


Wadoo

TUGこんなこと普段は言わないし、彼らにも感じて欲しくもないんだけど、ある意味、俺のやりたいことに彼らを巻き込んでしまったのかなって思うところも無きにしも非ずで・・・。でも、だからこそ絶対責任を持って、本気で取り組む気持ちがあるし、逆に自分のためだけにやってることだったらこんなにストイックにはやってないかもしれない。今はこれだけのメンバーが関わってくれていて、俺だけでできなくても、みんなと合わせて100にできることがある。俺の中でも、毎週火曜日の彼らの存在に助けられて、やりたいことに効いている部分が多いんだよね。

具体的に言えば、DVDの最後にあるサークルセッションのシーンも、総勢約40人のハウスダンサーを集められたのはTUGのおかげだから。TUGがなかったら、集められてもその半分くらいだったと思う。毎週TUGで会うからこそ、皆のダンスのスタイルもある程度把握しているし、どんな活動をしているかを確認し合える。だから、DVDの企画でも当然のように誘える関係ができた。1ヶ月会わないだけで、人(ダンス)の感性って大きく変わるからね。

DVDの編集作業のときでも、この子の良さはココだからココを使おう!って言えるし、そういう相乗できる関係が築けた場所としても凄く重要だし、癒しの空間でもある。俺にとってTUGはライフスタイルそのもののホームです。

TDM

では、最後に今後についての意気込みなどを言い残してください!

Yoshiyuki

TUGに関わって1年経ちましたが、やっと運営する側の余裕というか、こんな感じなんだなとつかみ始めてきたので、今からは、みんながコレをやりたいっていうことをやり始めると思います。だから、来年に向けて、自分がどうしていきたいかっていうのも少しずつ描き始めているので、それを形に出来るようになりたいですね。まだ具体的なことはないんですけど、そういう風な感覚で物事を見ようと思っただけでも、この1年の収穫が自分にあったんだと思います。TUGにしろ、ダンスにしろ、来年もいろいろ試していきたいなと思います。

KSK

僕は、来年もっと音楽シーンを知りたいですね。TUGがきっかけなんですけど、音楽とダンスシーンをつなげることをやっていきたいです。

LAGER

今のダンスシーンにはバトルっていう新しいダンスの楽しみ方が若い世代には受けている一面があって、思いっきり踊るのがいいときもあれば、力を抜いて踊る良さがあって、いろんなダンスの楽しみ方があると思います。ただ、俺の場合は、さっきも出てきたYELLOWのHi-Lifeでのクラブいう現場を見てかっこいいと思った感動があって今の自分がいるので、今の若い子たちにも、クラブがあって、DJがいて、ダンサーがいる上でのかっこよさを伝えたいし、自分たちにない部分をTUGから吸収してもらえると嬉しいですね。自分がそう育ってきたし、現場はそういう出会いの場なので。いいものを見つけてどんどん吸収できると思うし、与えられるのではなく見つけにいく!くらいの勢いでいれば、絶対何かしら得られるものは在るので、いろんな人に来て欲しいですね。

Wadoo

今回俺が監修したダンスDVD『Step Language=House Dance』はハウスダンスシーンを盛り上げたくて作りました。尊敬する大先輩ROOTSのメンバーに参加してもらったり、同じ世代で頑張ってきた仲間達が快く協力してくれたり、若い世代との新しい関係だったり、俺は正に現状のシーンで活躍する上と下の世代間をつなぐ“狭間の世代”。だからこそできる全てをこのDVDに詰め込みました。10月31日にリリースです。年内は全国HMVにて独占先行販売になってます。是非ご覧下さい!!!!!

TDM

うん、ホントにいい映像作品になってると思います。そして、今後のTUGにも期待してます。今日はありがとうございました。
'08/11/11 UPDATE
interview by AKIKO
Photo by imu
Special Thanks THE URBAN GROUND
Official blog : http://ameblo.jp/theurbanground
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ダンサー、WaDoo。またの名をレーベル、common ground recordingsの和田圭介。そこに現れたのは昼と夜の二つの顔と一つのマインドだった。彼は彼らしく、それを楽しんでいるように見えた。


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