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DJ Juri スペシャルインタビュー
DJ Juri スペシャルインタビュー
ダンサンブルな生音のダンスミュージックをPLAYするDJ JURIの「太鼓DUB」。過去のダンス経験と、GARAGEをこよなく愛したDJ PLAYの経歴を活かした彼女オリジナルの選曲スタイルだ。HOUSEダンスを中心としたダンスイベント”PORWER BASE”から、日本最大級のGAY MIX PARTY”PARADISE BALL”でのPLAY等、様々な客層のイベントで活躍する彼女を日本代表FEMALE DJとしてPICK UP!
■DJを始めた経緯について。

親親戚が東大宮に住んでいた事もあって、札幌(地元)から東京に遊びに来ていて、高校を卒業した時に、『東京に住んでみたい』という憧れがあったんですよね。その頃は『DJになりたい!』という願望は無く、あくまでもミーハーな気持ちだったんですよ。『住むなら渋谷区がいいな。』と思い、渋谷区のパチンコ屋に遊びに来ていた間に面接を受け、内定が貰えたから、卒業と同時に上京して来ましたね。親に対してはかなり強引な事後報告でしたね。

DJ Juriそのパチンコ屋の常連さんに”ROOTS”のメンバーが来ていて、凄い人とは知らず顔見知りになったんですよ。ある日、仕事終わりに外で練習をしてる姿を見て、話かけたんです。当時R?Hallで”NATIVE”というパーティーがあって、そのメンバーの薦めでイベントに遊びに行くようになったんです。そこで初めてダンスに出会ったんです。

毎週、見様見真似でダンスを練習しに行って、練習をしている内にレコードを買いたくなって、ターンテーブルを買いたくなって、繋げたくなったんです。自分もダンスより音にハマッてきているのが分かって、レコードを買い始めたんです。丁度その時、青山のクラブでDJ募集の広告があったので、MIXテープを持って行き、DJ下積み生活が始まった感じですね。DJを始めた半年後に『自分でもイベントを主催してみよう!』と思い、”POWER BASE”が始まりましたね。今年で7年ですよ。そんなノリでやってきちゃったら今になったって感じですかね。でも、やっぱりダンスは繋がっていますね。
■クラブシーンに関わることについて・・・

DJ Juri外部から見ていたときは、関われればいいというミーハー的な考えだったけど、主催者側の立場からすると、自我を出し過ぎないで開催する事を考えたり、シビアな部分を受け入れながらやっていかないといけないという負担とやり甲斐の両方がありますね。
DJをやりながら主催していると、イベントの集客や『選曲がお客に合ってるのか?』っていうのがすごく気になっちゃってDJするのに集中する事が出来なくて葛藤しましたね。だけど、そこは自分との戦いでそのプレッシャーの中で自分の選曲をやる事を課題にして頑張ろうって思ってやってます。

最近は、自分が作ったオリジナルの曲やリミックスをかけた時に『コレなんですか?』って聞いてきてくれるのや、その曲の中で楽しんでくれているのを実感した時に手応えを感じますね。楽曲の制作ではスイッチが入ったら時間が分からないでずっと作っちゃいますね。自分の場合は未だコントロールして作る事が出来なくて、突然作るモードに切り替わっちゃうとそこから作り出しますね。例えば、一つかっこいいリズムを作ったら、それをキーワードに、発想が膨らんで音を足していくんですよ。たまに、客観的に聞いて直しながら調整していきますね。上手く言えないけど、もう一人の自分みたいな存在が教えてくれる感じなのかな。(笑)
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(2005/10/21更新)


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